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2009年1月12日 (月)

ダークナイトをみた

知っている方は知っていますが、
私はさまざまな理由で、外国の映画が上手に見られません。

一番大きな理由が、

「外人さんの顔の区別がつかないため、誰が誰だかわからなくなる」


これはもうドストエフスキーの小説を読んでる時の混乱と同等。

小説の表紙の裏に、登場人物の名前と役がらを書いてあるページがあれば、
そこを何度も何度も見ながら読み進めたい。
もう誰が誰だかわかんなくなっちゃって。
インファナルアフェアなんか、最初の15分を4回くらい繰り返し見て、
ようやく先に進めたくらいです。
(そう、西洋の方だけでなく、アジアの方もなぜかわかりません)。

だからDVDに、できれば顔写真付きの相関図をいれてほしい。



でもうひとつの理由が、


「吹き替えだと、セリフの感情と役自身が一致していないので、
登場人物の気持ちが伝わってこない 
                 ⇒ 下手すると話がわからない」


吹き替えで見るとほんと、誰がしゃべってるのかすらわからない時があるんですよ。
みんなはそんなことないんですよね?
字幕だと画面から目が離せないし、吹き替えだと面白くないし、
ほんとにわたしはどうしたことでしょう。
この辺りが、ハンブン演劇人のハンブンたるゆえんです。

子供のころは理屈でなく感覚で見ていたから、
邦画以外ももっと素直に見れたのですが、
大人になってから上記のような症状が出るようになったのですよねえ。


さらに本当はもう一つ理由があるのですが、それは極論過ぎて暴動が起こるといけないので、書かないでおきます(?)。

・・・で、
そんな私も、
こんなにみんなに言われたら見ないといかんでしょ、
と思ったのが、「ダークナイト」。
覚悟を決めて、超苦手な海の向こうの映画をみることにしました。


目を皿のようにして見始めたけど、
実は、私はバットマンのなんたるかも知らないので、
案の定話が全然わからない。
(あたりまえだよね)
そこで反省し、中断。wikiで「バットマン」を調べる(笑)。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
バットマンのなんたるかが大体わかったところで、
吹き替えの方が楽かと思ってざっと見るが、
やっぱり人物の感情が全然伝わってこない、わからない!

で、最終的に、もーーーう一回、字幕で頭から見直して、
(やっぱりあちらの言語で見ると隅々までわかった!)
やっと、「すばらしい作品だ」と思うことができました。

あーよかった。
タイヘンダッタ。



核に流れているものとして、


「ルールにのって動く人間が、善なのか。正しいのか。ルールのない人間と、強いのはどっちなのか」
「人間の行動は、言葉で説明できる域をこえている」

そして、
「想い・真実をすべて伝えることが正解なのか。
それとも心にずっとしまっておくことがほんとの強さなのか」


っていうテーマがあると思うんですけれど、

私にとってゴッサムの治安はどうだっていい(笑)ので、
(バットマンよ、なぜにそこまでー)
とかも思うわけですけれど、


「ひとの気持ちは言わなきゃ伝わんないよ」
とは私は今思わないようになって、
胸にしまっておける人の強さって、ほんとにすごいと思っているし、
ルール・規範についてはほんと、芸術の世界に置き換えても、
同様の問題をみな抱えてモノづくりをしているし。
ぴったりくる内容でした。


みてよかった。

「ひとがいいと言うものは、ちょっと我慢してでもためしてみる。」

というのは私の方針なので。
知らずに終わらなくて本当によかった。

 

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コメント

爆問の太田さんが
「ひとがいいと薦めた本は、
そいつが例えイヤな奴だとしても(笑)
必ず読むようにしてる」
って話してて、いいなあと思ったの。
今思い出したよ。

投稿: arioka | 2009年1月13日 (火) 00時21分

そのひと(イヤな奴(笑))が勧めたものが、
「ああ、やっぱりな」
って、自分と合わないことも、
もちろんありますけどね。
知らなければ何かを言う権利すら、
ないですもんね。

投稿: いづ | 2009年1月13日 (火) 21時47分

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